the L wordシェーン、大いに語る!

2006年05月06日 08:58

Curveの表紙になってたシェーンこと、キャサリン・モーニグのインタビューちょっと紹介。
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ーL wordのストーリーと印象を話してくれますか?


このドラマのイイところは、沢山のことを扱っているってコト。登場人物全員が全然違う性格で、いろんな人間性を描いている。物語が進むにつれ、ますますそれが進んでいってる。あと女性の描き方がカタにはまっていないところもイイ。L wordは、すごく誠実でリアルなやり方で、登場人物の生き方を描いていると思う。

ーあなたの演じているシェーンはどんな役ですか?


シェーンってどんな人間なのか?これって、いまだに、自分自身のためにも説明しようと考えたりするんだけど。

シェーンはすごく性的な人間で、それを自分でも気に入ってる。人からどう思われようと全然平気で、自分なりの生き方を貫いて、大体欲しいものも手に入れている。でも同時に、シェーンは孤独も感じているし、自分が何を求めているのかまだ分からずにいる。

ーシェーンとあなたの共通点と違う点は?

シェーンって、自分に確かに似ている。
というか、似ていなければいけないと思う。
役者がどういう役を演じるにしても、そのキャラクターは役者自身が元となって作り上げられるものだから。
シェーンの行動や考えにはとても共感するところがある。でも私はシェーンとは違うやり方で、自分自身について学んでいると思う。

ーL wordとQueer as Folkはどう違うと思いますか?


L wordとQueer as Folkの共通点は、SHOWTIMEでやっているゲイ向けのドラマだっていうだけだと思う。
この2つのドラマを関連づけるのは簡単だけど、一度両方のドラマを見てみれば、全然違うのが分かるはず。
一つは男性の話だし、もう一つは女性の話。そこからして、もう全然印象が違う。

ーL wordはレズビアンをメインにすえたはじめてのテレビドラマであるわけですが…こういう動きは業界がゲイを確実に受け入れているということの表れだと思いますか?それとも、単に、流行にのっかってやってみたというだけだと思いますか?


ハリウッド業界がゲイを受け入れはじめている…ということだと願うし、将来はそうなると思う。

歩みは遅いけれど、女性の声も映画やテレビ業界で確実影響力を持つようになっている。L wordもその動きを加速させるだろうね。こんなに真実にあふれた面白くて多面的なドラマを作り上げたのは、ディレクターのイレインのおかげだ。

あと、率直な話、今まではあまり注目をあびてなかったコミュニティに光をあてるチャンスをもらえたんだから…それを利用しない手はないよね?

人生もそうだけど、ハリウッドではタイミングが全てなんだ。こういうテーマのドラマを流すのは今がチャンスなんじゃないか、だったらやろうよ!ってこと。“鉄は熱いうちに打て”ってね。

ーL wordは批評的にも経済的にも成功すると思いますか?

L wordは批評的にも経済的にも大成功するだろうと思ってる。人々の心を、いろんな違う意見に対しても開いていくことによって、もっと他者への思いやりやオープンな心が広まるといいなと思う。私たちはそういう希望をもってやってるし、全部において成功すると思っている。


ーレズビアン役をやることで、あなたの役者としてのキャリアにキズがつくとは思いませんか?


全然そういう風には思わない。レズビアン役を演じることは、新しい自分を発見することだし、とても素晴らしいことを学ぶことだと思っている。
全てがキャリアを積むうえの大事なプロセスとして捕らえている。
それに、もし何か演じるうえで、怖さとか危険を感じたなら…それならなおさらその役をやるべきだと思う。今は自分のやってるキャラクターにもっと生命を与えることに集中しているし、それでキャリアにキズがつくとは全く思えない。今この役を演じているから、別の役ができないっていうわけでもないし。そこが役者の面白いところだと思う。



Reading the L Word: Outing Contemporary Television (Reading Contemporary Television)
以上、Reading the L wordより抜粋だそうで。
その記事を雑誌Curveより超訳で紹介しました。
シェーン様の記事がもっと読みたいぃ!ていう人はReading the L word買って読んでください。私、まだ読んでません。

ちなみに、この前ビアンがあつまるプールパーティみたいのに行ったんですが、そこで隣のチェアーに座っていたちょっと年上のビアンの人が日光浴しながらこの本読んでた。なんかすっごい身も心もレズにささげてるなぁー!ってなんか見ていて嬉しくなっちゃって。(まあ私も似たようなモノですが。)ちょっとおしゃべりしたんですが、「若い世代のレズビアンに会えて希望が持てたわ!」といわれちゃいました。

若い世代ねぇー(汗)
うーん(苦笑)
(※アメリカでアジア人は非常に若く見られるの)
結構最近私も「最近の若い子はー」とか口走り気味でやばいんですよっ!

私がレズ活動を始めてからももう7年ほど経ちますが、その間にもゲイシーンは大きく変わった…と思います。いや、変わったのは自分の知識や捕らえ方にすぎず、もっと昔からゲイシーンは活発だった…?のかもしれません…が…いや、やっぱりそんなことはないっ!

中止したり、再開したりと、ごたごたしていた(今もしてるのか?)東京のパレードも、ステディに開催されるようになっているし、東京だけじゃなく、各種地方都市でもどんどんパレードや映画祭が開催されるというニュースが入ってきてる。(レズビアン雑誌はなんかイマイチ元気がないけど…)

ネットの世界を見ても、ずいぶん変わった。
レズビアンサイトだって昔は、数えるほどだった。
けど、今では携帯サイトを含めて、レズビアンサイトなんてもう数えきれないほど存在する。レズビアンである作者が日常と片思いをつづりました☆なんていうブログもざくざく見つかる。エロイものから、アカデミック色の強いものまで、選り取りみどり。

小さいけど、確かに時代が変わってきているのが感じられる。そして、今自分が大学一年生のゲイの日記だとか、彼女とラブラブの女子高生の日記だとかを読んでると「ふーん。なんかゲイワールドの未来も明るいかもっ☆」とか思うのは確か。(そういうブログを読みたい人は、同性愛ブログランキングでも遊びに行ってみて。すごいいっぱいあるから。)こういう自分の中のゲイネスに対してオープンな情報がどんどん溢れていくにしたがって、その情報に触れて「あ、こんなんでいいんだなー」って自分のセクシャリティを肯定的に捕らえられる人が増えてくるんじゃないかと。

あーなんか話がシェーンからめちゃめちゃ飛んだ。

今うちらがこうやってL wordを楽しんでいるっていうのも、例えば5年前にはありえなかったわけ。それは、L wordが存在してないっていうレベルの話じゃなくて、レズビアンを主役にすえて、レズビアンの日常を描いたテレビドラマが存在しなかった。

だから、L wordがはじまった時、まだDVDも日本放映もしてない時から、世界中のレズビアンは熱狂して、エピソードを見ることに夢中になった。もちろん、L wordが作品として面白かったっていうのもあるけど、L wordのファンの中には、ストーリーのファンというよりも、それ以前に、今までになかったL wordという唯一無二の存在のサポーターであるという側面が大きいんじゃなかろうか。

(7年前の私が、なんの変哲のない個人のサイトでも“レズビアンの人が作ってるんだ!”っていうだけですっごく刺激的で面白くて、超隅々まで熟読していたのと同様)

でも、例えばこれが10年後には、レズビアンドラマが山ほど放映されていて、「L wordはマンネリでつまらねー!」とか「私はPussy恋するビアンの方が好きだ」とか、そういうレベルに達してるかもしれない。達してないかもしれない。

でも、シェーン(というかケイト)のインタビューを読んでると、なんか彼女は未来のビジョンを持ってる気がした。

もちろん、彼女にとってはまずは番組の商業的な成功、そして役者としてのステップアップが一時的な目標ではあるんだろうけど。でも、なんか自分たちが世界を変えているっていう意識が伝わってきて、なんかワクワクしちゃったよ!

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