【小説】PORTRAIT -似顔絵-

2009年11月07日 14:31

群衆の中でたった1人だけが目の中に飛び込んでくる。
そんな時がある。稀に。いつもおこる訳ではない。それはたまにしかおこらないし、それを予想していない時におこる。

リサはその夜、そもそも出かけること自体躊躇していた。ダラスからコンベンションのために訪れた取引先を一週間アテンドしたのでくたくただったのだ。けれど、友達がしつこく誘ってくれるのでしかたなく準備を始めた。

キツく束ねていた髪の毛をほどき、熱いシャワーの中に飛び込む。
ラベンダー・オイルを体にすりこみ、大きく息を吸い込む。

目をキツくつぶって、あける。

★ ★ ★

[完璧な彼女]の登場

慌ただしく動く喧噪の中、彼女の動きだけがスローモーション。まるで誰かを探しているみたいに、ゆっくりと視線を動かしている。…そしてその視線は、リサの上で止まった。完璧な彼女がリサを見ている。それとも、他の誰かを見ているのだろうか。高まる緊張。息が止まりそうになる。その次の瞬間、彼女は整った顔を崩し、リサにむかって微笑んだ。もう見間違いようがない。完璧な彼女はリサに笑いかけている。高なる動悸をおさえながら、微笑み返すと、彼女は何かを企むかのようにトイレの方を指さし、そちらへ歩き出した。

なに、あれ。フック・アップしようってこと?

友人の意見を聞こうと、隣を見るが、彼女は今のシーンを見逃したらしく、ぼーっと人ごみを眺めている。

「ねえ…!」

「うん?」

振り向いた友人のぼんやり表情をみた瞬間、リサはとっさに考えていたのとは違う行動に出ていた。

「私、トイレに行ってくる!」

★ ★ ★

ダンスフロアからトイレに向う通路に、彼女は立っていた。リサが来るのをわかっていたようにまっすぐリサを見ている。「待ってたわ」というかのように、微笑んでいる。

身近で見る彼女は、やはり完璧。

蜂蜜をかけたトーストのように滑らかに光る日焼けした肌に、真っ白なドレス。

声が震えないように手をあげて合図すると、彼女は笑ってその手を取った。

彼女の肌から立ち上る、甘い香りが鼻先をくすぐり、リサは気が遠くなりそうになるのを、必死で堪える。

ああ。
なんて完璧な展開。

★ ★ ★

彼女が殴り書きで番号を書き付けたペーパーナプキンをタイトなジーンズのポケットから取り出す。破けないように注意しながら。ゆっくりと携帯メールを打ち込んだ。

「私、リサ。今日はあなたと出会えて嬉しかった」

送信ボタンを押す。

...sending...sent.

リサは満足そうに笑って目を閉じる。

★ ★ ★

空に浮かぶ丸い月
川の向こうにいる子からも
同じように見えているのか

★ ★ ★

寝返りを打つ。
窓の外には満月。

彼女の顔が忘れられない。
スケッチブックを広げる。
完璧だった彼女のことが忘れられない。

彼女との時間を思い出しながら、イラストを描いた。濃くて柔らかな鉛筆で描く。色もつけた。リサは絵を描くのが好きで、スケッチをSNSによくイラストをアップしていた。リサの"my art"アルバムには、自らが書いた椰子の木のスケッチだの、自分でデザインしたハローキティー風のオリジナルキャラクターだのがアップされていた。

リサはそこに完璧な彼女のイラストをアップした。実際に、彼女と金曜日に出会ったことは伏せて。単にいつものイラストのようなつもりで、アップした。

★ ★ ★

完璧な彼女と別れ際に交わした言葉をリサは覚えている。

「誰にでも電話番号を教える訳じゃないわ。教えてもいいって思う相手じゃないと教えないことにしているの。特別なものを感じた相手…特別な時間を過ごせた相手とだけ交換することなのよ」

「電話してね」

脳内で際限なくこだまする彼女の最後の声に導かれるように、リサは電話を取り出し、通話ボタンを押す。

コール音。
動悸がわずかに早くなる。

1回、2回、3回…

リサは唇を軽く噛む。

4回、5回、6回…

ほんの少し強く受話器を耳に押しつける。

7回、8回、9回…

いくら鳴っても、誰も答えない。
留守電にもならない。

義務を果たしたような、ほっとした気分で、リサは電話を切る。

★ ★ ★

ブラウザのツールバーを目にすると、SNSのコメントがたくさん来ているという通知が見える。例の「完璧な彼女」のイラストへのコメントだ。

「うまい」

「最高」

「超似てる!」

「よく特徴を捉えているね」

「wwww」

…数人の友達が、リサのイラストにコメントをしている。目を通したリサは何度か瞬きをしてもう一度読み返す。「超似てる?」「よく特徴を捉えている?」頭の奥でどろりとした液体が移動しているのを感じる。めまいの予感。

★ ★ ★

数秒の空白
ゆっくり起きる
日曜日の朝

★ ★ ★

携帯電話を取り出す。

メールの返事は来ていない。

リダイアル画面を呼び出す。

あの子の…番号は…。

携帯電話を耳に押しつける。痛いほどに。

The number you have dialed is no longer in service...(おかけになった電話番号は現在使われておりません)

もう一度かけなおす。落ち着け。

ゆっくりと、通話ボタンを押す。

The number you have dialed is no longer in service...(おかけになった電話番号は現在使われておりません)

何がなんだかわからない。

ツールバーに、また通知が来ている。

「マイクが、リサを、一つの画像にタグづけしました」

画像を開く。

画面を見つめる。

完璧な彼女の完璧なイラスト。

そう、彼女だ。

そしてその画像につけられているタグ。

in this photo: Lisa

リサは、急に回りだした世界が止まってくれるよう祈りながら目をつむる。

-了-

チェーン・リアクション -4-

2009年09月09日 15:20

第一話はこちら

第二話はこちら

第三話はこちら
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チェーン・リアクション -3-

2009年09月08日 15:23

大昔に書いてたWeHo小説の続き。

第一話はこちら

第二話はこちら

▼これまでのあらすじ
知り合いたての女の子キキが、一緒にビデオを見よう!と誘ってきたよ★ときめきの予感!
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ウェストハリウッド、午前零時

2009年05月30日 09:10

20090528235031
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【小説】屋上での告白

2009年03月27日 10:06

30_dsc0342.jpg

ねえ、日本人?

そういって嬉しそうに話しかけて来た彼女の日本語は、アクセントが少しおかしかった。

オキナワで生まれて、3歳のときにアメリカに来たの。

お父さんはハワイ出身のマリーンで、お母さんは、ダンスの勉強をしたかったの。お母さんはダンスで有名だったのよ。知ってる?

リサはそういって誇らしげに母親の名前を口にしたが、私は知らなかった。知らない。

でも、リサは傷ついた風でもなく、「美空ひばりとか、宇多田のお母さんと友達なんだよ」といった。

ふうん。

リサはUCLAの学生で、ルームメートを探しているんだといった。私は退屈なトーランスを抜け出して、もっとウェストハリウッドに近い部屋に引っ越したかった。

一緒に住もうよ。リサはなんでもないことのように言って手を伸ばした。

なんか、楽しそうね。私はどこまで相手が本気なのかはかりかねて、曖昧に答えた。まだ会ったばかりの相手だし、仲良くないし。私は自分がレズビアンであることをリサに言ってなかったし。かといって彼女の不器用なフレンドリーさが私は嫌じゃなかった。だから私は、電話番号を渡した。

ワンベッドルームで、1000ドルちょっとの物件があるよ!といってリサが電話をかけてきたのは、翌々日だった。

★ ★ ★

ふ〜ん。それで、あなたは彼女には女好きであることを隠して、一緒に住んでるわけだ?

彼女は皮肉っぽくそう言った。

真夜中の階段。部屋の中では話したくなかったから、アパートの非常階段に腰かけて、私は彼女に電話してた。

別に、隠してるわけじゃないけど。聞かれれば言うし、聞かれなかったから、言わなかっただけ。

なるほどね。わかった。

わかったの?わかってくれてるのかな。

わかったわかった。

ふと足下を見ると、小さな小さな、爪の大きさくらいの透明なビニール袋が、何十枚も落ちていた。

…なんだこれ。

何?

いや、何でもない。

電話を切って、自分の部屋に戻ると、リサは出かけたのか、いなかった。

★ ★ ★

リサがリビングルームに住み、私はベッドルームに住んでいた。バスとトイレは共用。

「結構いいところじゃん」シャワーを浴びて来た彼女は声を潜めるようにしていった。

場所がいいよね。場所が。

うん。いいでしょ。

サンタモニカ沿い。ウェストハリウッドまで10分でいけちゃう。

私たちはくすくす笑いながら、キッチンに足を踏み入れる。

リサに、恋人同士であることが、明らかになりすぎないような形で。

ふと、彼女の気配が消えたような気がして、振り返るとカウンターの上をみている。

そこには、透明な袋が何枚か散乱していた。まるで、切手を4つに切ったくらいの小さな袋だ。どこかでみたことある、と思う間もなく、彼女がジュースちょうだいというので、コップを手渡した。

★ ★ ★

きっかけは何だったのかわからない。

リサと彼女がいつのまにか友達になっていた。

ちょっと屋上に行って来る。

そういって2人は消えた。

私は言いようのない不安にかられる。

うちらはうまくいってる。

昨晩も、彼女とこの部屋で裸で抱き合って眠った。

リサはレズビアンですらない。

(たぶん)

でも、なんなんだろうこの気持ちは。

悲しさ?
疎外感?
嫉妬?

違う。
何がおこっているのかわからない、という感覚。

私は気づかないうちに、階段を上って、屋上に出ていた。

リサは、出会った時とちっとも変わらない不器用さと率直さでこちらをみた。

何?

dreamgirl2.jpg


-了-
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新宿二丁目物語 -FREE-

2009年01月18日 15:14



出会ったのは新宿二丁目のクラブイベント。

「どんなコがタイプなの?」と訊かれてフロアを見渡し、壁にもたれてドリンクをすすっていた彼女を見つけた。

「あの子」

その時の光景は今も脳裏に焼き付いてる。
1人だけ他とは違ったオーラを出して輝いていた。
一目惚れだった。

アタシたちはその日のうちにキスした。そして2週間後には、恋人同士になっていた。

★ ★ ★

音楽好きだったアタシたちは一緒に出かけるのが好きだった。ウーム、ルーム、マニアックラブ、アトム、エース、ループ、イエロー、リキッドルーム、ミルク、メトロ…。派手な格好で、どこにいっても目立つ彼女はよく声をかけられる。アタシはそんな彼女が好きだった。

嫉妬とかって考えたこともなかった。むしろ、彼女がモテていることが嬉しかった。

その時までは。

★ ★ ★

そのイベントは、番号札を貰い、気に入った子にメッセージを入れられるというシステムがうりだった。

恋人募集中なのか、友達を探してるのか、タチか、ネコか、などが一目でわかる、いたれりつくせりのシステム。

一晩中踊って、キスしながらドリンクを頼んで、ふとそのメッセージボードを観ると、彼女の番号に、白い紙が入っていた。

「なんだって?」

「話してみたいんだってさ」

「189番の子?」

ちらっとあたりを見渡したけど見当たらない。

「…」

「話してみればいいじゃん」

「…別に、いいよ」

興味なさそうに振る舞うくせに、折り畳んでポケットにいれた彼女。

あとでメールアドレスに連絡するの?
だから今は話さなくてイイの?

急速に不機嫌が込上げてきて、心地よい酔いが褪めるのを感じた。

ぷいっと横をむいた瞬間「189」の番号札が目に飛び込んできた。小柄でふりふりのスカートをはいてる、ちょっと太めの女の子。見るからにださい。アタシの方がイケてる。内心安心した。

「あの子じゃん…話してみなよ」

「いいよ」

彼女は頑なにバーテンダーを見つめ続けてるし、その「189」もなぜかこちらをみない。でも気にしていることはその固い横顔でわかった。

アタシはだんだん腹がたってきた。

ったく、話したいなら、堂々と声かければいいじゃん。

彼女も彼女だよね。

友達になりたいなら、普通になればいいじゃん。
やましいことがないなら、今、ここで、アタシの前で、普通に友達になればいいじゃん?
なんでこそこそ連絡したいの?

「ねえ、話してきなよ。なんで今話したくないの?話せばいいじゃん。アタシの前では話したくないことを話したいの?」

アタシはゆっくり絶望しはじめてたと思う。

彼女がこっちを見た。
呆れてるのか怒ってるのか困ってるのかわからない目つきで。

「でよう」


★ ★ ★


クラブの外の空気は少しだけ冷たい。
自動販売機でボトルのお茶を買った。

「ねえ、さっきの子に…」

「うるさい」

彼女はポケットから紙を出してアタシの前で細かくちぎった。

 目の前で雪のように舞って行く紙のかけら

「ほら。これで満足?」

その時の彼女の視線、氷点下だったと思う。

何も言えなくなった。

自分は嫉妬深くてクレージーなガールフレンド。

アタシは手で顔を覆った。

後ろを、「189」の女の子が通り過ぎてく。

太ってて、変な服着てるし、顔もブサイク。残念でした。悪いけど、彼女がアンタに連絡することはないよ。

でも、それならなんでアタシは敗北感を感じてるんだろ?
わけわかんないよ。











Music by Sweet Robots Against The Machine

チェーン・リアクション -2-

2008年04月17日 01:21

Wow!
2丁目ネタの反響にびっくりしています。嬉しい!みんなありがとうね。
でも、今日は小説「チェーン・リアクション」の続きを書いたので、読んで下さい。

第一話はこちら。

▼前回までのあらすじ

WeHoで知り合った感じの悪い日本人エリに、日系ノンケパーティで出くわしてしまった私!しかもエリには旦那さんと子供がいるじゃん!
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チェーン・リアクション -1-

2008年02月26日 17:24

日本語だとなんて言うんだろう。
英語だと、chemistry(化学反応)とか、connection (つながり)。

2人の人間が見つめあった時にそこに生まれるー正確には生まれたり生まれなかったりするー何か。

火花のような、重力のような、夢のような何か。
欲望でもなく、愛情でもない。
ただ、曖昧で、不確かで、でも確かにそこにある何か。
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史上最悪のデート(4)

2007年11月25日 12:22

サンディエゴは遠い。
着いたときはもう夕方近くになってた。
彼女のお母さんをいかにもおばちゃん御用達といった感じの美容院にドロップし、子供たち(Melissa,Tyra,Isaac、私)は車に戻る。
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史上最悪のデート(6)

2007年11月24日 07:10

気まずい雰囲気のまま車はMelissaの家へ到着。

私はもう帰ろうと思っていたのだが、まじで体調が悪く、しかも疲れていて眠かったので帰るのもだりいなーと思ってた。

「一緒に映画みようよ・・・」

かといって映画見る気にもなれないし、とりあえずまじで体辛いから眠らせて!といってMelissaの寝室を占領。←なんだか困ったチャンになりつつある私?

Melissaたちはホットドッグを作りながらリビングルームで映画を見るらしい。
Tyraがのど飴とかお茶を作って持ってきてくれた。
「これなめたら楽になるよ」
「ありがと・・」
なんてMelissaじゃなくてTyraがあたしの世話してんの?体調悪い時に優しくされるとほろっと来た。そしてMelissaへの怒りが込上げる。

例えば、今この瞬間とかに、IsaacとかTyraだけで映画見させておいて、Melissaが私のお世話してくれたり、側にいていろいろおしゃべりしてくれたら、それでもよかったのにね。

彼女はやっぱり私がさっき文句言った内容わかってなかったんだろうな・・・。
家族や友達がいたことっていうよりも、Melissaが全然2人ですごそうとしてくれないことが嫌だっただけなのに・・・

なんて思っているうちに疲れていたのであっという間に眠りに落ちた。

。。。

が、午前二時頃に目が覚める。
夕飯食べてなかったし、服も着替えてなかったからね。
居間に行くと、Isaacはゲームして、Tyraはパソコンやってる。
カウチに横になっていたMelissaを起こしてパジャマを貸してもらった。

「ねえ、Melissa、居間で寝るの?」

あくまで一緒に寝ることにこだわる私。

別にセックスしたいとかじゃなくて(ほんとに!)私女の子と一緒に寝るの好きなんだよ〜。人と手をつないだり、誰かと一緒に寝たりするのすごい好きなの。だから友達ともよく寝たりするよー。もちろんセックスとかはしない。それに気まずくなったとはいえ、やっぱり一緒に寝たら少しはわかりあえるかなとも思ったから聞いたの。でもMelissaは居間で寝るとうなづくだけ。

「はあ。。。やっぱり、あなたさー私と一緒に時間を過ごしたいと思ってないよね!」
「思ってるよ!」
「思ってないよ!ずっと避けてるじゃん!私のことひとりぼっちにしてさ」
「だってあなた病気なんだもん」
「だから?飴とかお茶とか持ってきてくれるのTyraじゃん!」
「・・・私も今日体調悪いんだもん」
「・・・」
「あとでくるからいい?」
「あとで、ねえ・・・」

Melissaはまたカウチに戻って横になってしまった。
でも私はもう目が覚めちゃっておなかとかすきだしたので、起きだして、Tyraとおしゃべり。
Tyraはオンラインでブログを書いているらしい。
もう5年くらい日記をつけているらしい。
私もオンラインで日記書くの好きだからいろいろ話した。
Tyraは田舎に住んでるからオンラインで友達を作ることが多いこととか。
将来は医療系の仕事につきたくて来年LAに引っ越す予定なこととか。
好きな子がいたけどうまくいかなくて、「いつでも好きでいるから、待ってる」って言った直後に別な子から告白されちゃってそっちも結構いいかなって思っちゃって困ってることとか。

なんだーTyraとだったらこうやって普通にしゃべれるじゃん。
TyraはMelissaより年下なのに、しっかりしてる。
ホットドッグ食べてひとしきりしゃべった。

眠る前念のためMelissaの耳元で「私寝るけど一緒に寝る?」ってささやいてみると、Melissaは「ううーん」なんていって聞こえないふり。彼女がずっと起きてることを私は知ってた。でもどうでもいいやって。その時にはもう彼女に期待する気持ちは薄れていたんだわ。

てゆうか、Melissaの家で飼っているペット?の雄鶏が「コケコッコー!!!」なんつって全力で鳴きはじめていたので、夜があける前に!と急いで部屋に戻り、とりあえずその日はMelissaのベッドを独り占めしてすやすや就寝。

(つづく)


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