オバマのDADT撤廃宣言と、国家が多様なセクシャリティを「認める」ということ

2009年10月14日 05:34

先週末ワシントンDCで行なわれた大掛かりな平等マーチは成功した模様(写真はこちら)。また同じ週末に行なわれたヒューマン・ライツ・キャンペーンのディナーの席上で、オバマ大統領はDon't Ask, Don't Tell(聞かざる言わざる政策」w)を初めとするLGBT差別を撤廃する意思を宣言した。


米大統領、同性愛者差別解消への取り組み明言

ワシントン(CNN) オバマ米大統領は10日夜、国内最大の同性愛者の権利擁護団体「ヒューマン・ライツ・キャンペーン」の夕食会で演説し、選挙運動中の公約に掲げながら棚上げされているとの意見が一部から出ている同性愛者の差別解消に取り組むと明言した。

オバマ大統領は演説で、同団体の30年近い活動で状況改善への進展が見られるものの「改正が必要な法律は依然残っている」と指摘。そのうえで「わたしは皆さんとともに戦う」と明言し、出席者らから大きな喝采を浴びた。

大統領はまた、同性愛者の入隊を原則的に禁止している米軍の規制撤廃を求めた。米軍は現在、性的志向を明らかにしない同性愛者に限って入隊を認める「聞かざる言わざる政策」を採用している。大統領は、愛国心から米軍入隊を志願した国民を処罰してはならないと述べ、米国防省や上下両院の上層部と連携し、問題解決を図っていることを明らかにした。

大統領はこのほか、同性愛者のカップルに結婚した夫婦と同じ権利を付与することを支持する姿勢を表明。憎悪犯罪の定義に同性愛者や性同一障害者に対する攻撃を含める法案が先日下院を通過し、自身が法案を承認する意向であることも明らかにした。

同団体は「米大統領の全面的な支持と取り組みを感じた歴史的な夜だった」と、オバマ大統領の演説を称賛する声明を発表した。

http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200910110004.html



てか意思を表明するだけなら、1年前から言ってるんだけどね〜。オバマが演説上手なのはもう世界中が知っていることなので、「宣言」だけじゃなくてはやく実行に移してほしい。国会が絡むことについては、下準備などいろいろ難しいこともわかるが。具体的に私が一番不満なのは、DADTについて何もしないこともそうだし、同性婚に反対するキャンペーンにおいて、自分の肖像や発言が、同性婚禁止派のチラシなどに使われるのを黙認しているようにみえること。オバマは一応同性婚に反対派なのだが、同性婚を禁止することにも反対だったはず(ややこしい)。なので、例えば1年前のカリフォルニアではProp 8反対派、賛成派両方のチラシにオバマの肖像や引用が使われるというカオスな有様だった。今来月の住民投票に向けて闘いが繰り広げられているメイン州でどんなキャンペーンがすすんでいるか、直接はわからないが、またオバマの象徴が同性婚禁止派によって使われているのだとしたらオバマはスピークアップしてそれを止めるべきである。

ま、ちっとも動きを見せなかったオバマ大統領が改めてDADTこと聞かざる言わざる政策撤廃への意思をキープしていることを確認できたことはよいといえばよいのかな。

★ ★ ★

このオバマ大統領のDADT撤廃宣言に関連し、ついったーでtummygrrlさんによる以下のような懸念を目にしてはっとした。

That's very nice and good and all, but what will come next, is my concern. Hope it won't be "We'll ask, so you'll tell".

http://twitter.com/tummygrrl/status/4777284164



確かに…。

実際にDCのマーチの写真には、ASK and TELLというサインを掲げたものがあったが、「聞かざる言わざる政策」の撤廃には賛成だけど、「聞くから答えなさい」みたな流れには非常に嫌なものを感じます。

この気持ちは、ホモフォビックな環境じゃなくても、ゲイフレンドリーな環境においても、感じうるものです。

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ちょっと話がずれますが、この前、人種に関する展示「RACE - Are We So Different?」に行って来たのですが、そこで、来年行われるセンサス(国勢調査)において、どういう形式で人種の統計を集めるのがよいかというサーベイをしていました(この展示自体は、アメリカに必要以上に広まっている『現代アメリカ人の頭にしみついている人種』という概念を解きほぐすような内容でしたが、非常に面白かったです。詳しい内容はウェブサイトを観てください)。

前回2000年のセンサスにおいては、人種の分類はこんな感じになっていました。

raceQ8.gif

かなり複雑ですね。ヒスパニックについてはもっと細かい分類があり、メキシカンですか?チカーノ(アメリカ生まれのメキシコ人)ですか?プエルトリカンですか?など非常に細かい。

センサスにおいて、この分類をキープするのか、もっとシンプルにするのか、自由回答にするのか、それとも人種に関する質問をなくすのか。というサーベイでした。

この細かい分類は、2000年のセンサスにおいて採用された物であり、昔はもっとシンプルだったようです。また、さらに昔は、「奴隷」という分類、更には、黒人の血が50%以上、25%ー50%、25%以下などにわけたものなど、歴史的に使われなくなって来た分類もありました。

これがなぜそんなに重要かというと、センサスの分類はセンサスだけではなく、公な様々な書類の上でも使われ(例えば、今カリフォルニア州の運転免許証のアプリケーションには、2000年のセンサス分類と同じような人種を申告する欄があります)、更には、人々の人種に対する意識を形作る手助けをしているので、議論になっているということでした。

こういう議論をみると、人種の概念が、いかに社会的な構築物であり、権力によって再生産され強化されていくか、ということがよくわかります。

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翻って、セクシャリティの話。軍隊や国家によって「多様なセクシャリティ」や「多様なライフスタイル」が認められていくことは、素晴らしいし賛成ですが、それが結果的に国家によるセクシャリティの管理に繋がったり、センサスにセクシャリティに関する質問が出て来たりしたら絶対嫌ですね。


こんな国勢調査とか。いやだぉ。

□Heterosexual
□Gay
□Lesbian
□Bisexual
□Transgender(MtF)
□Transgender(FtM)
□Transsexual(MtF)
□Transsexual(FtM)
□Post-Op Transsexual(MtF)
□Post-Op Transsexual(FtM)
□Queer
□Genderqueer
□Questioning
□Bi-Curious
□MSM
□Lesbian Man
□Married Lesbian
□Other (Please specify)
(                            )

※これはジョークです。

が、現在のセンサスにおける人種の分類(あの珍妙とも思える質問や現在の分類も、結局、人種の多様性や1人1人のルーツを認めようという考えのもとに行なわれているものですから)をみれば、ばかばかしいことも、大真面目に行なわれる可能性も皆無ではないとか思ったり。

実際に、LGBT系の団体にサインアップしたりサーベイに答えるときは、上の分類に近いような質問をされます(別に答えたくなければ答えなくていいのですが)。普段は深く考えずにJapanese- Lesbianとチェックしている私ですが、深く考えだすとなかなか難しいものです。

ちなみに、来年のセンサスは、結婚した同性カップルが家族としてカウントされる初めてのセンサスであり、LGBT業界にとっては大きな意味を持つイベントだと捉えられています。(参考:2010 US Census to include married gay couples

「LGBTアクティビズムは白人どもにくれてやる」 ー“元”ゲイアクティビズトの手記

2009年10月10日 10:18

10月11日の日曜日は、ワシントンDCにてナショナル平等マーチが行われ、平等の実現を訴える活動家が集まる予定だ。各種イベントが行われ一見プライドのような感じだが、首都ワシントンDCにおいてアメリカ全体における「平等」を訴え、直接国会に働きかけるのが目的のより政治的なイベントである。

ハーヴィー・ミルクの「後継者」クリーブ・ジョーンズ、シャーリーズ・セロン、アラン・カミングズなどのセレブが登場するほか、同性愛者向けケーブル局のLOGOは、このイベントへの支持を示し、トピックが重要であることを示すため数時間放映を見合わせる。また、マーチの前日にはオバマ大統領が全米最大のLGBT団体であるHuman Rights Campaignのディナーの場において、基調講演をする予定である。

そんな感じで盛り上がっているLGBT業界だが、人種問題をめぐって内紛も起きている。ここでは、マーチ直前に「LGBTムーブメント」からの離脱を表明したある「元」活動家Nakhone Keodaraの記事「The Whites Can Have LGBT Activism. I Quit!」を紹介する。
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ジョージ・タケイ結婚一周年のメッセージ(日本語字幕付き)&同性婚について

2009年09月23日 15:31

ジョージ・タケイが結婚一周年のコメントを出していました。



日本語字幕もついているので、是非観てみてください。日系アメリカ人の歴史とも重ねあわせてジョージ・タケイが差別の撤廃を訴えています。
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手をつないで、世界を変えよう。毎月最終土曜日は、同性手つなぎの日!(ノンケのあなたも!)

2009年09月03日 07:01

以前みやきち日記さんでも紹介されていた、A Day in Hand = 「同性手つなぎ」を毎月最終土曜日にレギュラーで行おう!というのが本日発表されました。

第一回目は9月26日です。

hand2.jpg
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クラブ、アクティビズム、音楽

2009年08月23日 18:04

昨日はアクティビスト友達がDCから戻って来たので、お祝いのためWeHoに行く。しかし、最近金曜日は人が多すぎで、踊れないし、中途半端な知り合いばっかり増えて、ちっとも面白くない。しかも、どんなかわいい子に会っても、クラブの中では大した話ができないし真剣に知り合うことを既に諦めている。

ぶっちゃけ今の私はアクティビストじゃない子には全然興味がもてない…っていうか、いくら可愛くても、飲んだくれたりしてる子をみてるだけじゃ、なんか全然ナンパしようという気持ちが薄れてしまった。

前は、出かけるたびに出会いを期待していたし、新しい誰かに声をかけることを自分にノルマとして課していたけど、今は全然それは期待していなくて、単に友達に会ってキャッチアップするためだけに出かけるようになったって感じ。そして、それだったら、別にクラブじゃなくてディナーとかでもいいし、そっちの方がいいっていう感じになるわけだ。

ま、一言でいうと、クラブシーンにちょっと飽きて来たんだよね。

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APIによるLGBT団体のトレーニングに行く。APIとは、アジア、パシフィック・アイランダーを中心とした呼び名。エリアとしては、インドあたりから、東南アジア、ポリネシア諸島なども含みますが、以下はAPIの略としては「アジア系」と書いちゃいますね。今日のセッションは、いくつかのレクチャーがまとまった教育的なトレーニング。

アジア系を中心にしたアメリカにおけるゲイ・ムーブメントの歴史や、カリフォルニアにおけるProp 8がらみの流れのおさらい、様々な宗教が同性愛をどう教えているのか、また、主にLAエリアにおいてアジア系有権者の投票行動が2000年のProp 22から、2008年のProp 8においてどう変化したか、今後コミュニティでどのようなセグメントにリーチしていくか、また、移民法上の問題について、「難民」を理由に移民を申請する場合の条件と理由、ゲイであることが難民申請にどのように影響してくるのか、また、ゲイの国際カップルに異性間のカップルと同じ移民法上の権利を与えるUniting American Families Act(通称UAFA)についてなどなど、非常にためになるトレーニングだった。知識がつくというのもあるし、それ以上に、そこで人と触れ合うことが今の自分にとっては非常に刺激的なのです。日本の団体と繋がっている人も個人的にはいるようでした。

面白かったところをいくつか紹介する。

宗教において、仏教は、よく「同性愛に寛容である」というように当然のように語られるが、投票行動を見ると必ずしもそうではないこと。システマティックな性的マイノリティに対する教育の機会などを設けているところは少ないこと。宗教的なコミュニティなどにいかに入り込んでいくかが課題、と言われていた。カトリック教やモルモン教が同性愛に対して反対なのはよく知られているが、仏教も宗派によってはかなりホモフォビックなコミュニティがあるということだった。(もちろん、宗派によっては完全にLGBTをサポートしているところはある)

あとは、LGBTムーブメントにおいて、アジア系コミュニティの中で、日系人コミュニティの果たして来た役割は結構大きいということが、歴史のなかで語られ、なかなか面白かった。

現在全米のアジア系の人口の中で、日本人、日系人の占める割合はそれほど大きくない。だが、ハワイに移民した日系を中心に結成されたJACLという団体がアメリカにおいてもっとも古く、もっとも大きなアジア系の団体であった。

1991年に、ハワイにて同性カップルたちが婚姻を求めて訴訟を起こし、1993年に同性カップルに婚姻が認められないことは憲法に反する差別だという判決がされた。これは全米における同性婚ムーブメントの先駆けとなるものだった。

そして、JACLは、ACLU以降、初めて非LGBT団体として、同性婚をサポートすることになった。だが、その後、JACLはバックラッシュにあい、同性婚のサポートを進めた当時のリーダーたち(日系三世が中心)は次々と団体をさり、より保守的な日系二世たちが団体の中心になったという。

同性婚については、1996年に連邦レベルでDOMAが可決され、各州は他州で認められた婚姻を自州において認めなくてもよい、とされた。(クリントンは、このDOMAについて、DOMAを拒否すれば、おそらく憲法が改正され、どちらにしても同性婚は禁止されただろう。当時の政治的状況においてはDOMAが最適の選択肢だったと言訳をしている)

(その後ハワイ州は、1998年に憲法を変更し、同性婚を禁止している)

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また、カリフォルニア州は、1999年にドメスティックパートナーシップ法を制定し、初めは制限された権利のみを与えていたが、徐々に婚姻とほぼ同じ権利を同性カップルに保障するようになった。カリフォルニア州は、このDP法の制定の過程においては、裁判によって干渉されることなく、自主的に立法府が決めて来た。

2000年には、カリフォルニア州内にての同性婚を禁止する住民投票Prop 22が61% vs 39%という大差で可決された。(これはProp 8と異なり憲法改正ではない)。

だが、2004年に、サンフランシスコのイケメン市長のニューサムが同性カップルに対して婚姻ライセンスの発行を強行。これははっきりいって法律違反だったので、裁判所はこれらの同性カップルの婚姻を「無効」と判断した。これに対して同性カップルたちが起こした裁判が、後に2008年5月の歴史的な判決に繋がる。

2004年にマサチューセッツ州が同性婚を合法化。カリフォルニアでも、2005年および2007年に議会にて同性婚を合法化する法案が可決された。だが二度とも州知事シュワちゃんによって拒否権を行使され、おじゃんに。

この流れで、多くのアジア系LGBT団体が、アジア系政治家に支援を頼むようになった。多くのアジア系政治家はそれまで、LGBT団体から支援を求められたことがなかったが(メインストリームのゲイ団体は、白人中心だったので)、よろこんでLGBTの支援をする人は多かった。

2008年5月にはカリフォルニア最高裁は、歴史的な同性婚を認める判決を下す。この判決のすごいところは、単に同性婚を認めたというわけではなく、性的指向を、性や人種などと並ぶレベルまで差別をしてはいけない要素として引き上げた点。今までどの判決においても、性的指向がそこまでのレベルで扱われたことはなかった。カリフォルニア州では11月のProp 8によって、再び同性婚が禁止されたが、5月の判決の重要性は生きていて、後に裁判において同性婚を認めたアイオワ州やコネチカット州の判決にも援用されている。

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2000年のProp 22および2008年のProp 8の投票行動を見ると、実際には、人種やエスニシティはあまり関係ないことがわかる。CNNなどの調査はあまり正確ではなかった。

では、人種ではないなら、何が関係しているのか?

答えは、年齢、宗教、そして英語の流暢さ。

年齢は、若い方が支持している。18歳〜34歳の層では74%が同性婚支持だった。

次に、あまり宗教的でない層。教会やお寺などに「まったく行かない」層の72%が同性婚支持、「たまに行く」層の57%が同性婚支持。

次に、英語が流暢な層。英語が上手い層では57%が同性婚を支持している。

Yes on 8が広告やマーケットツールを他言語展開したのに対し、No on 8陣営は英語を母国語としない層へのリーチが出遅れた。その結果、多くの第一世代の移民は、同性婚に対してネガティブなキャンペーンのみに触れることになった。

APIコミュニティにおいては、英語を話さない層がかなり大きく、世論調査でも、英語だけで実施すると、それは、アメリカナイズされた若い層だけを汲み取るので正しいアジア系の世論であるとはいえない。(←ここらへんは、非常に納得。自分自身が、英語が流暢ではない層なので、英語ペラペラ層のみをターゲットとしたムーブメントには違和感を感じるし、取り残されるアジア人は多いと思う。日本人はまだ数が少ないので、無視しうるとしても、韓国人なんかは、新移民がどんどん入ってきてるし、韓国語オンリーのコミュニティは無視できないほど大きいはず)

実際メインストリームのメディアによると、アジア系において同性婚支持する割合が非常に多いかのような報道がされているが、独自の調査によれば決してそうではなく、全体での得票割合よりもAPIの得票割合は同性婚に反対の方が多かった。(全体では48%が同性婚賛成だったのに対し、APIコミュニティでは46%が同性婚賛成だったと試算されていた)このギャップを埋めていかなければいけない。

…と、とりあえず今日の自分のノートから断片的に紹介でした。

とりあえず全部受け売り&裏付けの調査とかしてないので、間違っていたら教えてください。ほら自分は英語が流暢ではない層なので、間違ってる可能性がかなりあります。

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その他、移民法についてや、司法制度についてのメモもあるのですが、ちょっとそれはまた改めて。API団体がメインストリームのLGBT団体やムーブメントに対して持っている恨みつらみ?というのはかなり大きいものがありそうで、それについてはまた今度あらためて書きます。

てかレポートしたいものがすごいいっぱい今たまってます。

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夜はサンセット・ジャンクション(公式サイト)というストリートでのミュージックフェスティバルへ!面白かった〜★決してゲイイベントではないのだが、雰囲気がほどよくゲイフレンドリーで楽しかった。ゲイだらけだし、WeHoの友達にばったり会ったり、EQCAのボランティアもいっぱいいて頑張ってました。

よい音楽、大音量で聴いて、ビール飲んで、気持ちよくなって、ブランコにのった。気持ちよすぎた。

てか、自分が心の底から好きなタイプの音楽を聴いて踊るの超気持ちいい…!

Les Nubians ←名前にレズビアンが含まれる…。
http://www.myspace.com/lesnubians


カムアウトするかしないかは個人の自由である

2009年08月18日 17:53

「リブ特有の思想を押し付けないで!」さんから、コメントを頂きました。


社会的にはクローゼットってゲイリブならではの言い草、失礼千番ですね

社会的にはクローゼットってゲイリブならではの言い草、

ずいぶんと失礼ですね

ゲイリブに落ちぶれた人はスイッチの切り替えもできないから

そんな言い草するけど

同性愛者だと公表するかしないかは個人の自由でしょ?

それをゲイリブだけの特殊な思想を

他人にまで無理強いしないでほしいですよ!

そういうゲイリブの歪んだ思想の押し付けが嫌われる所以なんですよ



まずはコメントありがとうございます。おそらく、他にも「イチカワユウはカムアウト強制派」みたいに考えているしている人がいるかもしれませんので、私のカムアウトについての立ち位置をクリアにしておくために、新しいエントリとして書いておきますね。

私は全ての人がカムアウトするべきだとは思っていません。

同性愛者だと公表するかしないかは個人の自由でしょ?



というのに完全に同意します。

どういう意味で「押しつけ」だと考えられたのかはわかりませんが、もしも「すぐにカムアウトするべき」という考えを押しつけているように聞こえたならば、私はそういう考えは持っていないということを明らかにしておきます。

他人にカムアウトを無理強いするべきでは絶対にありません。そういう意味で、映画「ミルク」は震えるほど感動したのですが、スタッフミーティングの最中に、みんなの前で、スタッフの一人に電話を手渡すシーンには、かすかな嫌悪感を覚えました。

人がクローゼットなのには理由があることは私もよくわかっています。日本でオープンにして生きることがキツいことも、よくわかります。

アメリカのアクティビストたちは、カムアウトしろしろというけど、そりゃあんたがアメリカにいるから出来るわけであって、日本では本当に特殊な人…学生とか学者とかゲイ雑誌の編集者とかゲイバーの経営者とか美容師とかアーティストとかフリーランスとか外資系じゃないとなかなかカムアウトしてアクティビストになるのは難しいんだよ…!と叫びたかった。もちろん、日本でもごく普通の社会人や学生でカムアウトしている人はいる。でも、それはまだ少数であり、やはりまだカムアウトして常にオープンなゲイとして生きることは難しいのは事実だと思う。

ですから、人はいつ、誰に、どうやってカムアウトするかを自分で決めるべきですし、誰からもカムアウトを強制されるべきではありません。カムアウトしても、養ってくれるゲイリブ団体があるわけでもなし。人が自分の生活と環境を守るために、カムアウトに対して慎重になるのは、非常に理解できることであり、またその慎重さは尊重されるべきです。

自分が安全に感じる時に、安全に感じる範囲で、納得してアウトにすればいい。他人のセクシャリティを本人の同意なしに明かしてしまうアウティングなどはもってのほかです。

そのようにアウトになるかならないか、そしてその範囲などは全て個人が自由に決定できるべきである、というのを前提にした上で、私は個人的には「親しい誰かに個人的な話をすること」がゲイリブにおいてもっとも効果的な戦略の一つであると信じるのです。

マス・メディアでの露出、ポップ・カルチャーでの表象、本の出版、政治的な活動…リベレーション活動にはいろいろな側面がありますが、それら全てのベースとなって支えるのが「ゲイの家族がいる」「ゲイの友達がいる」という層の経験であると思うからです

個人的に信頼関係を持っている誰かの個人的なストーリーに耳を傾けることが、パレードや映画祭に負けないくらいとても重要な意味を持つ。

もちろん、パレードや映画祭もとても効果的であり、素晴らしい意義がある。ですが、誰か一人のセクシャルマイノリティが、家族にカムアウトし、混乱や困難、悲しみ、戸惑い、怒りなどを乗り越えて家族の理解を得られた時の、意義は、それらに負けずとも劣らないものがあると思います。

一般的には、ゲイリブというと、大規模なイベントや、政治活動などをすぐ連想されがちですが、日常生活におけるカムアウトは、既に非常に立派な活動であり、しかも非常に効果的なのだ、と私は信じているのです。

つまり、“ゲイリブ嫌い”な人であっても、もしもその人がカムアウトしているなら、その人は既に非常に意味のある活動をしていると私は思っています。

ですが、そのことは、人にカムアウトを押しつけるのとは全く別のことですし、クローゼットな人が意味のある活動をできないというわけではありません。そして、その関わりはカムアウトだけではなく、様々な方法があります。ゲイリブはカムアウトしているゲイだけのものではない。クローゼットな人にでも、当時者としてのアイデンティティを持たない人にも、ムーブメントに関心をもち、関わっている人はたくさんいます。それぞれ自分に関心のある範囲で、自分に出来ることを、無理なくやっていけばよい。一人一人の力は小さくても、それがたくさん集まれば、きっと大きな波になると私は信じています。

最後に付け加え。「ゲイリブだけの特殊な思想」と書かれていますが、ゲイリブはまったく一枚岩ではなく、ゲイリブ興味を持っている人の中にもいろいろな立場や考え方の人がいます。伏見憲明さんやすこたん企画、ひびのまことさんなど様々な論者の方の本などを読んでみてさい。ゲイリブといってもいろいろな立場があることがわかると思います。

長くなりましたが、読んで頂きありがとうございました。




macskaさんからトラックバックを頂きました。非常に重要な指摘をされていると思うので、是非読んでください。

カムアウトをしない「自由」はない。クロゼットは「権利」ではない。 - *minx* [macska dot org in exile]
http://d.hatena.ne.jp/macska/20090818/p1

同性婚と憲法 ーデイビッド・ボイズの記事

2009年07月21日 11:22

カリフォルニアにおいて同性婚を禁止したProp 8の合憲性を連邦裁判で闘っているDavid Boiesが、本日ウォール・ストリート・ジャーナルのウェブサイトに記事を寄せましたので紹介します。
[同性婚と憲法 ーデイビッド・ボイズの記事]の続きを読む

ゲイは新しい黒人ではない

2009年07月17日 11:39

最近オバマ大統領の動きに対し、いくつかのGLBT団体はいらだちを表明してきた。DADTやDOMAを巡る動きが遅く、選挙期間中の公約と異なるというのである。(参考記事1

だが、そのようにオバマを批判することは結果的にゲイリブにとって得策ではないのでは?という指摘が出ている。黒人ゲイコミュニティ内部にはGLBT団体がオバマを批判しすぎていると感じている人がいる。LZ GrandersonがCNNに寄せた記事を紹介する。
[ゲイは新しい黒人ではない]の続きを読む

ENDAについて 法律の保護対象として明文化されることは大事だよ

2009年07月03日 04:22

バーニー・フランク議員はトランスジェンダーを含んだ雇用差別禁止法案(Employment Non-Discrimination Act: ENDA)を提出。(参考記事)
[ENDAについて 法律の保護対象として明文化されることは大事だよ]の続きを読む

オバマ大統領はDADTに基づく解雇をすぐやめるべきだという言い分

2009年06月21日 17:25

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前回、同性婚がらみでDOMAを覆さないオバマ大統領への批判を紹介しましたが、今回は、軍隊でのポリシーDon't Ask, Don't Tell(DADT)についての批判を紹介します。前回と同じ番組Democracy Now!の続きです。
[オバマ大統領はDADTに基づく解雇をすぐやめるべきだという言い分]の続きを読む


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